《ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション (中)》

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甲田学人  (著)

発売日: 2015/9/24
 
內容簡介:“啊啊,是那座公寓啊。出現了穿紅衣的女幽靈吧?”恐怖小說編輯西任結為了孩子搬來的這幢公寓,連續兩週有孩子因奇怪的事故而死。如果自己的孩子也發生這種事......住戶們的不安情緒逐漸擴大。其中,對於是否要請通靈者來驅邪,住戶們意見不一。然而事態進一步惡化,終於——
 
這一本劇情主要是上一本的延長,事態持續惡化,各種詭異事件和犧牲接連出現,直到這本結尾,西任結才終於覺得為時已晚,向夢人委託調查,夢人才正式要開始插手此事。甲田老師在正篇忍住盡量不寫死人也是不容易,這一本分分鐘就實現了正太N連殺,簡直喪心病狂。恐怖描寫的份量比上一本足,結尾妹子聽到的敲門聲不是幽靈而真的是小正太的求救聲,然而妹子因為母親“半夜有小孩子敲門也絕對不要開門”的話而躲在被窩裡,可憐小正太求救無門,死於非命。
 
故事的線索都指向了那對詭異的祖孫倆,但是以甲田老師的尿性真相應該不會這麼直接。那個老人喜愛小孩子,對有小孩子的父母態度很好,這一集中也救下了鄰居小女孩免於車禍,但是上一集對著結喊著“外來人滾出去”是為何,還有他在家中做法事傳來鉦響是在幹啥,都是關注的重點。而那個穿著紅衣踡著身體的孫子和屋子裡面滿地紅色紙人,跟小正太死後公寓玄關貼滿紅色紙人似乎脫不了干係,還有那個冷眼從尸體旁走過的人大概也是他。但是這麼明顯把詛咒源頭放出來不是甲田老師的風格,下一集應該會有一些曲折吧。
 
 
 
 
 
 
筆記摘錄:
 
この世界はね、「呪い」で満ちてるんです。人、物、土地、果ては情報にまで、どこにでもね。
それは目に見えず、厳重に調べなければ存在も判らず、どこに居ても、どこに逃げても、出くわす人間は出くわし、出くわさない人間は出くわさず、逃げても逃げ切れるとは限らず、死ぬ人間は死に、生きる人間は生き、死ねない人間は死ねない。
そんなものを怖れて逃げ回るために仕事や生活を棄てて、先々まで不自由な生活をする羽目になるのは、それは「呪われている」のと何が違うんでしょうね?
人間は獣ではないので、生きていればそれで良しとはならない。貧困や不自由もある種の「呪い」だ。貧困や不自由でも人は死ぬ。実生活の巨大なデメリットを取ってまで見えないものからの安心を取るのは、少なくとも現代の人間のあるべき生き方ではない、というのが俺の考えです。逃げて不幸になるのなら、それは逃げたうちに入らない。人間が生きるというのは、幸福追求そのものであるべきだ。
「呪い」は理不尽で、おぞましく、そして、あやふやです。
だから、何もしないまま、何も知ろうとしないまま、何もかも投げ捨てて逃げ出したら、負けになる。